Q. 耐震等級3にするなら、制振ダンパーは不要ですか?
A. 耐震と制振は役割が異なります。制振の採用は、構造計画との組み合わせと効果の根拠を確認して検討します。
気象庁によると、2016年熊本地震では4月14日21時26分と4月16日1時25分の地震で、最大震度7を観測しました。時刻の差は約28時間です。大きな揺れが続くことへの備えも考える必要がありますが、この事実だけで特定の制振製品の効果を証明できるわけではありません。出典:気象庁「平成28年(2016年)熊本地震の関連情報」
制振は、ダンパーなどで揺れのエネルギーを吸収する考え方です。防災科学技術研究所も、伝統木造の外付けフレーム補強の実験案内で、この仕組みを説明しています。ただし、その案内は特定工法の実験計画であり、新築住宅用のすべての製品の効果を示す結果ではありません。出典:防災科学技術研究所「伝統木造建築物の外付けフレーム耐震補強工法の実証実験」(2022年12月1日、実験案内)
検討する際は、対象となる建物や揺れの条件、設置する位置と数、維持管理、地震後の点検方法を確認します。「揺れを何%減らす」という数値がある場合も、何を測った割合か、どの試験条件かまで見ることが大切です。
家づくりで確認したいこと
ダンパーの有無だけで判断せず、建物の耐震性能と、追加する制振の根拠を確認しましょう。
資料確認日:2026年10月5日
本物と健康を追求する家づくり
