Q. 制振を入れると、家に地震の揺れが伝わらなくなりますか?
A. 制振は建物に伝わった揺れのエネルギーを吸収する仕組みで、地面の揺れを建物へ伝えにくくする免震とは異なります。
制振装置を採用する場合も、柱・梁・耐力壁・接合部などの耐震設計が土台になります。装置の名称だけで、地震後の補修費や住み続けられるかまで決まるわけではありません。
国の住宅性能表示制度では、倒壊等防止の耐震等級2は等級1の1.25倍、等級3は1.5倍の地震力を基準にします。これは設計上の力の比較で、制振装置の有無をそのまま表す数字ではありません。出典:国土交通省「住宅の性能等に関する参考情報の概要」(2015年6月、本文5頁)
提案を受ける際は、まず家全体の耐震性能を確認し、そのうえで制振により何を抑えたいのかを聞きましょう。建物の変形、床の加速度、仕上げの損傷では、見ている現象が違います。
家づくりで確認したいこと
「耐震の設計根拠」と「制振で期待する効果」を分けて、図面と試験資料で確認しましょう。
資料確認日:2026年10月5日
本物と健康を追求する家づくり
