Q. 耐力壁を増やせば、家は十分強くなりますか?
A. 壁の量に加えて、配置のバランスや接合部、力を基礎まで伝える仕組みが重要です。
能登半島地震の国土交通省の最終とりまとめでは、輪島市・珠洲市・穴水町の被害の大きかった地区等の調査対象で、2000年以降の木造建築物のうち倒壊・崩壊した4棟のうち図面を入手できた2棟について、両方で壁配置のバランスが現行の仕様規定を満たさず、うち1棟は必要壁量も満たしていなかったと報告されています。出典:国土交通省「令和6年能登半島地震における建築物構造被害の原因分析を行う委員会 最終とりまとめ」(2025年12月、本文4〜6頁)
これは倒壊した特定の建物を調べた結果で、壁のバランスだけが被害の原因だと断定したり、すべての住宅に同じ割合を当てはめたりするものではありません。それでも、壁量の数字だけで構造の確認を終えられないことを考える材料になります。
強い壁を一方に集めればよいわけではなく、建物全体に加わる力をどこで受け、どう伝えるかを検討します。間取り変更で壁や窓の位置が変わるときも、当初の確認がそのまま有効か、設計者に確かめることが大切です。
家づくりで確認したいこと
壁の量・配置・接合部を、自分たちの最終図面で確認してもらいましょう。
資料確認日:2026年10月5日
本物と健康を追求する家づくり
